Quantcast
Channel: 西新宿 Bar BenFiddich(ベンフィディック)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 199

循環型カクテルをやりたくて...養蜂やってみた

$
0
0
鹿山です。







実は昨年から密かに始めていた養蜂







なんでバーテンダーが養蜂始めたかっていうと




Bar BenFiddichの強みは
鹿山の実家の畑から
育てたボタニカルを
カクテルの素材として利用するというのが
一つの特徴
例えば
(ニガヨモギを収穫する鹿山)

乾燥室






毎年思っていたこと

鹿山畑に咲き乱れるフェンネルの花に
毎年蜜蜂がわんさか集い
蜜を採っているのを記憶していた
(Bar BenFiddich)ではフェンネルの花を用いたカクテルを毎年夏に提供している

鹿山シグネチャーカクテル
【Fennel Flower Sazerac】













あっこれってもしかして、、、







鹿山畑のフェンネルの花を
精製した鹿山自家製フェンネルスピリッツ
及び
鹿山畑のフェンネルの花を使ったカクテル
さらに
そのカクテルにおいての甘味付は
同じ鹿山畑で採れた
フェンネルの花から採蜜される蜂蜜
全てのものが単一の畑で補い
一杯のグラスに表現してしまうという

super sustainbility(サステナビリティ)

【超循環型カクテル】

ができるではないか




という発想が養蜂を始めた動機だ











なので蜂を買ってみた

普通に
女王蜂1匹
蜜蜂6000匹相当が
宅急便でくる



それなりに予習済み
セット


開封の儀
御開帳


解き放たれる蜜蜂

圧巻

2018年度は20発前後は刺されたりもした
刺され過ぎてアレルギー性ショック症状が出て
病院にも行った
今となっては良い思い出


育てるのは草花だけじゃなく
それに纏わる循環型のもので新しい何かと思っていて蜂自体に最初は愛着など皆無
しかしながら
蜂を飼育すると
どうしてか
だんだん愛着が湧いてきて
蜂の巣が大きくなる度に心踊り
蜂が前足で顔を擦ってるとこなんか
萌えポイントに感じれるようにまでなった



しかし未熟だったのか
とある大雨の日
巣枠の確認のため
巣枠に固まってる蜂を落とすべく

タイヤの上からトントン!

蜂が大雨により巣に戻らずタイヤの溝に集まって固まって暖をとりだす
さらには
タイヤは黒だから蜂が群がりやすく大雨の中動けなくいた
このタイヤの溝に蜂が溜まった




晴れた日に様子を見たらタイヤの溝に
蜂の死骸の山があって
たぶんきっと
そこに女王蜂もいて死んでしまったんだろう





それがすぐに分かったのは
その事件後
新しい蜂の子が産まれておらず
分蜂してる素ぶりもないので
ただ、ただ、女王蜂だけが存在しない
死んじゃった








そこからは早かった








とある時に鹿山畑に帰ったら
蜂が一匹もおらずもぬけの殻
どこかにみんな行ってしまった


もぬけの殻になった巣箱

あの時の虚無感は忘れない









2018年においては採蜜は叶わなかった
しかし
蜂の巣は蜜蝋にもなるし
色々活用できるので
結果 自家製蜂蜜ではないが
こんなカクテルはできた








そして2019年
様々なボタニカルが芽吹く4月
新緑の時期
養蜂を始めるにはうってつけの季節
今年もまた再挑戦したいと思う

諦めない
継続する力が大事だと思う
以上


今宵
西新宿 Bar BenFiddichお待ちしております


Viewing all articles
Browse latest Browse all 199

Trending Articles